工法の特長
- 中掘拡大根固め工法に分類されます。STJビットからセメントミルクを高圧噴射して拡大球根を築造し、地盤と一体化させ、支持力を発現させる工法です。
- オーガの回転を低速回転に切替え、2方向高圧噴射ノズルからセメントミルクをジェット噴射させながら、一定速度で引き上げるので、確実な拡大球根を築造する事ができます。
- プレボーリング工法に比べ低排土工法であり、排出土砂は自然土砂であるため、循環型社会に寄与しています。
施工概要
- 先端部に高圧噴射ノズルをもつ、STJビットを取付けた連続スパイラルオーガをあらかじめ杭中空部に挿入して杭を建込み、オーガ駆動装置にスパイラルオーガを連結し、掘削を開始します。
杭先端が支持層の所定深さに達した後、拡大球根の築造を行います。STJビットの2方向ノズルより高圧水を噴射し支持層の掘削を行った後、オーガの回転を低速に切換え、根固め液を圧力18MPa以上でSTJビットから2方向へ高圧噴射をさせながら、ゆっくりスパイラルオーガを引き上げ拡大球根を築造します。引続き杭中空部内にもジェット噴射しながら、所定の高さまでスパイラルオーガを引き上げて、杭先端部の球根築造の作業を完了します。
その後、杭中空部内に注水しながらスパイラルオーガを引き抜き施工を完了します。
施工手順