工法の特長
- 曲げ、せん断、引張、衝撃などの強度は、溶接式継手と同等以上の強度があります。
- PHC杭をはじめ、PRC杭、SC杭などのすべての既製コンクリート杭に使用できます。
- 施工管理のポイントが明確でチェックが簡単にできます。また溶接技術者が不要で、機械的に嵌合させる継手のため、能率的で工期の短縮が可能です。
- 寒冷地、雨、風、雪などの気象条件に影響されず、安定した施工ができます。
- 溶接が不要のため、可燃性ガスの発生しやすい現場や引火物質を扱っている化学工場などの現場でも使用できます。
施工概要
- 本継手は、端部金具、内リング及び外リングから構成されています。端部金具は、端板と補強バンドからできており、端板は上杭と下杭を突き合わせたときに内リングで挟み込むことのできる突起が付いた特殊な形状をしています。
内リングは分割されており、内側は、上杭と下杭の端板突起部を挟み込むことができる2本の突起が付いています。外側は、上方に厚いテーパー状になっており、表面は3mmピッチの細やかな溝が刻み込まれています。この溝は同様な溝の刻み込まれた外リングの内側との間でかみ合う構造となっています。
外リングは内側がテーパー状になっており、分割された内リングの外側から拘束する大きな役割をもっています。
施工手順