工法の特長
- プレボーリング根固め工法に分類されます。節杭を用いて地盤と一体化させ、支持力を発現させる工法です。
- 注入液に膨張性の混和材を使用することで、高摩擦力を発現させます。
- ストレート掘削を行うため、施工工程が複雑ではなく、施工能率が向上できます。
- 杭周固定液及び根固め液には、高炉セメントを使用しているので、資源の再利用によって循環型社会に寄与しています。
- 杭のサイズは300450～10001200まで対応できます。
- 3種類の杭径（軸部径・中間径・節部径）について中杭・上杭の接続が可能です。
施工概要
- 節杭の節部外形(Ｄ₂)＋30～50mmのオーガビット、スパイラルオーガ、及び撹拌ロッドを用いて、適宜掘削液を吐出しながら所定の深度まで掘削を行う。次に、オーガを正回転させたまま2～3回上下反復を行った後、オーガビットを掘削底部まで下げて根固め液を上方に押し上げるように所定量を注入し、数回上下反復を行う。根固め液の注入完了後、杭周固定液を注入しながら撹拌混合を行い、ソイル柱状を築造する。その後、ソイル柱状の中に杭を自沈または回転によって所定の位置に設置する工法である。なお、根固め液及び杭周固定液には高炉セメント（B種）と膨張性混和材を用いる。
施工手順
