工法の特長
- プレボーリング拡大根固め工法に分類されます。ストレート杭及び拡頭杭を用いて地盤と一体化させ、支持力を発現させる工法です。
- 先端支持力は、旧大臣認定工法に比べ45%アップしコストダウンが大幅に図れます。
- 杭周固定液と根固め液は同一配合のものを使用しているため、施工管理が容易にできます。
- ストレート掘削となっているので、掘削工程がシンプルであり、施工能率が向上します。
- 施工時において施工管理装置を活用することで、工事品質管理と信頼性の高い施工が可能です。
施工概要
- オーガビット、スパイラルオーガ及び撹拌ロッドで構成される掘削撹拌装置を使用し、正回転で掘削を行い、空掘り又は水や掘削液(ベントナイト溶液等)を注入しながら支持層中に杭先端が1D(D:杭径)以上挿入される所定深度まで掘削を行います。
その後、掘削撹拌シャフトの先端を掘削孔底面位置とした状態で、所定量の根固め液を注入し、上下反復を行い根固め球根を築造させます。但し、根固め液注入開始後、根固め液注入範囲では掘削撹拌装置を正回転とします。
根固め液注入完了後、杭周固定液注入範囲に杭周固定液を注入しながら、掘削撹拌装置を引上げます。なお、途中で杭周固定液と掘削地盤が撹拌混合するよう上下反復作業を行います。
その後、孔中に杭を自沈挿入または回転圧入を行い、杭を所定位置に定着させます。
施工手順