工法の特長
- プレボーリング拡大根固め工法に分類されます。ストレート杭を用いて地盤と一体化させ、支持力を発現させる工法です。
- 杭先端根固め部が支持層中に5D(D:杭径)挿入させるので、確実な支持力が確保できます。
- 杭周固定液と根固め液は同一配合のものを使用しているため、施工管理が容易にできます。
- ストレート掘削となっているので、掘削工程がシンプルであり、施工能率が向上します。
- 掘削撹拌装置を使用して、注入液と地盤との混合を行っているので、排出残土量を縮減することが可能です。
施工概要
- オーガビット、スパイラルオーガ及び撹拌ロッドで構成される掘削撹拌装置を使用し、正回転で掘削を行い、空掘り又は水や掘削液(ベントナイト溶液等)を注入しながら支持層中に杭先端が3D(D:杭径)以上挿入される所定深度まで掘削を行います。
上下反復作業を数回行った後、掘削撹拌シャフトの先端を掘削孔底面位置とした状態で、所定量の根固め液を注入し、完了後掘削撹拌シャフトを根固め液面付近まで引き上げられたら杭周固定液の注入を開始し、掘削撹拌シャフトを正回転しながら引き上げ、途中で杭周固定液と掘削地盤が撹拌混合するよう反復作業を行います。
その後、孔中に杭を自沈挿入または回転圧入を行い、杭を所定位置に定着させます。
施工手順